Surface RTをWindows RTとWindows RT 8.1 RTMのデュアルブートにする(その5:考察編)

ここまでSurface RTをWindows RTとWindows RT 8.1 RTMのデュアルブートにしましたが,気になったことを幾つか記しておきます。

◇Surface RT用のドライバは組み込まなくても良いのか?

今回流出したRT8.1RTMには,ISOイメージファイルの他に,言語パックやSurface RT用のデバイスドライバが付属していました。海外のサイトでは,セットアップ前に,ISOファイル内にあるInstall.wimに,dismを使ってドライバを組み込む必要があるとの記述がありました。恐らく,ISOファイルに入っているのはSurface RT用のイメージではなく,素の「Windows RT 8.1 RTM」なのでしょう。(メーカーのリカバリディスクを使わず,パッケージ版のOSインストールディスクでPCをセットアップするのと似たようなもの)

ところが,実際にはこの作業をしなくても問題なくセットアップが出来ました。RT8.1RTMに最初から入っているデバイスドライバで事足りたと思われます。

◇プロダクトキーとレジストリの関係

Windows RTは,メーカーが端末にプリインストールして販売されておりRT8.1RTMの正式リリース時は,Windowsストアを経由してアップグレードすることになるので,プロダクトキーは本来必要ありません。それどころか,プロダクトキーは端末内部に暗号化して保存されており,x86版Windowsと違ってプロダクトキーを解析するツールが使えません。こうした理由で,Windows RTでは自分のプロダクトキーを知る術がありません。

ところが,我々が知り得ないプロダクトキーを元に作成された値は,レジストリエディタで知ることが出来ます。それが「DigitalProductId」と「DigitalProductId4」です。なので,セットアップ完了後のRT8.1RTMのレジストリ内のこの2つの値をWindows RTの同じ2つの値で上書きすれば,Windows RTのプロダクトキーを入力したのと同じ状態になり,ライセンス認証が通るわけです。

◇RT8.1RTMセットアップ時に入力したプロダクトキーは?

Windows RT(新)上でのRT8.1RTMのセットアップ時に,NK2V7-…で始まるプロダクトキーを入力しました。上記に書いた通り,プロダクトキーは本来我々は知り得ないのです。

このサイトには,セットアップに必要なプロダクトキーの記述がありました。

http://windows-now.com/blogs/robert/upgrading-your-surface-rt-to-windows-rt-81-rtm.aspx
Upgrading Your Surface RT to Windows RT 8.1 RTM – Robert McLaws: Windows Edition

このプロダクトキーの出どころは分からないですが,もちろんこのプロダクトキーではライセンス認証は通りません。

ただ,セットアップ作業は続行できます。プロダクトキーの文字列には何らかの規則があるのでしょう。その規則に則ったキーなら,認証関係なく次へ進めます。

◇RT8.1RTMが入ったUSBメモリからブート出来ない

これはどうしても分からなかったので完全な想像ですが,起動の最初の段階で読み込むブートマネージャー(Bootmgr)に何らかの不備があるのでしょう。今回,海外サイトの様にSurface RT用デバイスドライバを手動でインストールしなくても,RT8.1RTMはインストール出来たので,ドライバ不足とは考えにくいです。

◇Windows RT(新)上ですぐにRT8.1RTMのセットアップを始めなかった理由

実は以前に,すぐにセットアップを始め,データ引き継ぎでは「ユーザーファイルのみ引き継ぐ」と設定してセットアップを進めたことがあります。セットアップはエラーなく終わりましたが,ユーザー名を設定する画面が一度も出ませんでした。

ユーザーが誰もいないままセットアップが終わってしまったので,ログイン出来ないという事態になってしまったのです。結局また1からセットアップする羽目になりました。

なので,今回はきっちりWindows RT(新)のセットアップを完全に終わらせてから,RT8.1RTMのセットアップを始めました。

【失敗例】Windows RT(新)初回起動→RT8.1RTMのSetup.exe実行→「ユーザーファイルのみ引き継ぐ」と設定→(セットアップ中…)→ユーザー名を設定することなくセットアップ完了→ログイン出来ない
【今回】Windows RT(新)初回起動→完全にセットアップ→RT8.1RTMのSetup.exe実行→「何も引き継がない」と設定→(セットアップ中…)→ユーザー名を”KERAPEE”と設定→セットアップ完了

こうしてみると,今回は結局ユーザー名の設定画面が現れました。「何も引き継がない」と設定すれば,Windows RT(新)の状態に関わらずユーザー名の設定画面がちゃんと現れるのでは,と思えてきました。無駄な時間を過ごしたかも…

◇Windows RTでデスクトップアプリが動く

そんなのガセだぁ!(゜∀゜)彡www,とすっ飛ばしましたが,Windows RTにはデスクトップアプリが動く環境はx86版Windowsと全く同様に備わっています。ただ,条件としては,

  • x86ではなくARMプロセッサ向けにコンパイルされている
  • Microsoftの署名がついている

の2つだと思われます。当然世の中に出回っているWindowsデスクトップアプリはこの条件に当てはまらないので,動作しないわけです。

Windows RTでも,タスクマネージャーを開けばexe形式のアプリがわんさか動いているのが分かります。

以上で考察を終わります。最後まで読んでくださった方,ありがとうございました。

参考サイト

http://windows-now.com/blogs/robert/upgrading-your-surface-rt-to-windows-rt-81-rtm.aspx
Upgrading Your Surface RT to Windows RT 8.1 RTM – Robert McLaws: Windows Edition

http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1008/11/news106_2.html
無償入手可能なミニWindows OS「Windows PE」実践活用術:改訂 管理者必携! 最強のデータ・サルベージ・ツールWindows PE 3.0(後編) (2/3) – @IT

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/
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その6では,Surface RTを元の状態に戻す方法を記します。

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名古屋の某御宅大学に通っています。PCを毎日のように弄っています。プログラミングはまだ初心者です。記事1つ1つの内容が何かと「重箱の隅を突く」内容になりがちですが,参考にしていただける方が1人2人いるだけでも幸いです。
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